子供向け弁当

2002年07月10日号

●私には3歳になる娘がいる。


親子で外食する時は、3歳にもなると「お子様ランチ」を頼む。


乳幼児の頃は、親の分から少しずつ取り分けてやれば十分だった。


こんなお子様ランチ、よく考えてみると、
テイクアウト弁当業界には、その手のメニューが存在しない。


常々そのように感じていたメニューを、
この夏に向けて大手「ほっかほか亭」が販売開始するという。


●当初のターゲットは、もちろん子供。


子供達にとっては夏休みにも入るので、
「給食代わりに」売上げが伸びるのではなかろうか?


このメニューはプチシリーズと銘打って、
通常の商品よりご飯の量を6割程度に減らしている。


また、子供の健康面を考慮して、
保存料や合成着色料は一切使っていないこだわりぶり。


また、楽しく食事ができるよう、おかずの品目も倍以上に増やした。


●これらは一部でテスト販売していたが、ここで面白い現象が見られた。


子供をターゲットとした商品であったにもかかわらず、
若い女性に絶大なる支持を得たという。


理由は、ご飯少なめがダイエットに適していること、
おかずの品目の多さも、あれこれ食べたいという意識から受けた。


さらには、保存料などを使用しない面も、健康を気にする現代女性にヒット。


まさに、やってみなければわからない結果が出たのだ。


今後、これらの商品は、子供と女性という2つのターゲットに照準を絞り、
販売展開されていくという。


【総括】


●またまた個人的な話になるが、
テイクアウト弁当の購入の際も、これまではやはり悩んでいた。


子供の分を1つ余計に買っても食べきれないだろうし、
我々の弁当を少し分けようにも、「私はこれがいい!」なんて言い出す。


ありそうでなかった子供向け弁当。


なかったからそれが当り前であったけれど、
販売し始めれば「なるほどな」と思ってしまう。


このような、埋もれている「当り前の」商品はまだまだたくさんあるのかもしれない。

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