風変わりな広告

2001年11月30日号

●「こんなところにも広告が!?」


情報王国・日本において、今やありとあらゆるものが広告媒体と化している。


こんな所に広告を打って効果があるのだろうか? と思わず手に取ってしまうものから、
なるほどなーと感心してしまうものまで様々だ。


いくつか例をあげてみよう。


●ノベルティとしてだいぶ定着してきた感のある箱ティッシュに企業広告を載せたもの。


箱ティッシュは、当り前だが一定期間使用するもの。


もらってうれしい“モノ”だ。


これに似たもので、
アメリカでは牛乳パックの裏面(内側)に広告を載せている例もある。


パックの裏面、つまり飲み終わった後にパックを解体して初めて見ることのできる広告。


中の広告文がチラチラ見えるとやはり気になるだろう。


中面といえば、時々目にするのがDM封筒。


中面にも特価商品を掲載してるものがある。


これらは“よく見えない”部分に印刷することで、
ついつい見たくなってしまう人間の心理をうまくついた方法といえる。


●一方、みなさんがよく行く書店も広告を展開する場になりつつある。


書店といえば「ビジネス書コーナー」「主婦専門コーナー」など目的別に棚が分けられている。


客はある目的を持って来店するわけだから、
その目的に応じた広告宣伝物を棚の一角に設置する。


例えば、「パソコン関連コーナー」の棚の一角にインターネットプロバイダー企業の宣伝物を設置。


企業から設置料をもらう仕組みだ。


また最近では、電車の車内吊りのようにB3ポスターを天井に吊る手法も登場。


電車などと同様、書店を“人が集まる場所”として捉え、
書籍や雑誌の広告以外も受け付けはじめている。


●面白い所では、薬局の薬袋に広告を掲載というものまで登場した。


一言に病院といっても、小児科から産婦人科まで多種なため絞り込みがしやすい。


また、薬袋という点から非常に信頼性が高いイメージがあるという。


【総括】


●このような広告展開の広がりは、
一様に広告代理店等の「新しい媒体の確保」という狙いが感じられる。


ここで気をつけなければならないことは、
これらの広告表現が本当に効果をもつものかどうかという目を養うこと。


「面白そう」だから出稿するでは金の無駄使いとなる。


【応用】


●あなたのお店(もしくは業種)でも、これは広告媒体になるのでは? と思われるものがあれば、
そういったアイデアを広告代理店に売り込んでもいいし、
また、あらゆる業種には協会や組合が存在するので、
そういった所に持ち込み、新規事業として立ち上げてもよい。


「そんな大袈裟な」と思われる方は相互広告などどうだろうか。


もし、あなたが子供服店を経営しているなら、
知り合いのつてをたどり、託児所のチラシを店に置く。


もちろん、そのかわりにあなたの店のチラシも託児所に置いてもらう。


そういう積み重ねをしていけば“媒体料”はタダになる。

米満和彦 著書一覧