通信の世界における広告

2002年08月07日号

●年内に発売される『通信カーナビゲーション』について触れてみたい。


今や、多くの車の中で活躍しているカーナビ。


見知らぬ土地などへ行った際には本当に役立つ。


行きたい場所の名称や電話番号を入れさえすれば、カーナビが誘導してくれる。


ただ1つだけ問題があったことを、
今回の『通信カーナビゲーション』が解決してくれそうだ。


例えば、走行中の道路が新しくなった時など、
これまでのカーナビではそういった最新情報がインプットされていない。


いわば、買った時のままだったのだ。


●『通信カーナビゲーション』では、
携帯電話を利用することで、常に最新の情報をカーナビに提供できるという。


その内容は、地図や交通情報以外にも娯楽情報などもダウンロードできる。


これは、考えてみれば新しい販促媒体とも言える。


常に、その内容は更新されているわけだから、
期間を区切った広告の出稿が可能になってくるだろう。


●当然のことながら、これまでのCD・DVDといったディスクも必要ない。


カーナビ自体が1つのハードディスクになるわけだ。


ここでもう1つ注目しておきたい点は、
今後、同じように情報を盛り込むCD・DVDといった“モノ”が必要なくなってくる場面が多くなるだろうこと。


仮に、新聞などを1つの情報コンテンツと見た場合、
同じ考え方で“紙”がいらなくなるのかといえば、決してそうではない。


印刷物はそれなりの「読みやすい」メリットがあるから。


つまり、全ての“モノ”が無くなるわけではないが、
カーナビのように“モノ”の価値がほとんど無いものは、
“モノ”が消えていくのは必然となる。


【総括】


●インターネットの誕生とともに、進化し続けている通信の世界。


“モノ”がいらないだけに、
広告経費は(他の媒体に比べて)安く買うことができるだろう。


特に、カーナビなどは、その情報を見るという時点で、
消費者はアクションを起こす態勢にあるところが広告向きといえる。


ネットの広告でこりごりだと言う方も、
今しばらく通信の世界には気を配っておいた方がいいだろう。


効果のある割安な広告媒体が見つかるかもしれない。

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