●バスや電車、タクシーなど、
注意して目を向けると、車内・外ともに広告だらけ。
これらのスペースはもちろん、各社の貴重な収入源となっている。
その中でも特に広告の掲示が多く見られる電車に、
またまた新しい広告媒体が現れた。
これまでの電車における広告の掲示スタイルは、
中吊り、窓上、ドア上、ドア横、吊革といったスペースに限られていたが、
この度、お目見えしたのは天井スペース。
確かに、天井には広告が貼られているものを見たことがない。
●タテ110cm・ヨコ40cmの大きさのステッカーを一車両につき7枚掲示する。
このスペースは、中吊り広告に場所的に近く、客の目を引きやすいという。
また、これまで使われていなかった部分での利用なので、
注目度や話題性という点でも期待されている。
ただ、じっくり(広告を)読むには首が疲れてしまいそうなので、
ここは、インパクトあるビジュアル表現の方が良さそうだ。
一車両に7枚掲示し、B3サイズの中吊り広告4枚貼りと同料金という設定。
一過性のものとなるかどうか?
【総括】
●場所が天井なだけに、やや無理がある媒体のようにも思えるが、
仮に(人間の目は)逆さまの印刷物を目にしても、
全く判読できないわけではない。
人間の目や脳は、
読むべきものが必ずしも真正面になくても充分に視認することはできる。
そういう意味では、天井もアリなのかもしれない。
とにもかくにも、安い料金設定と、
“話題性”という部分には注目してもよいのではなかろうか?