フロッピー商品カタログ

2001年07月06日号

●パソコン関連の雑誌に、よく付録としてCD-ROMが付いているが、
600M以上の容量があるCD-ROMの全ての商品情報を隅々まで見ている人が何人いるだろうか?


商品カタログとしてCD-ROMを使う企業も多く見られるが、
必ずしもCD-ROMでなくてもよいのでは?


最近、フロッピーの有効性が見直されつつある。


1 まずフロッピー1枚当たりの単価が安い。


数十円のコストで仕入れることが出来る。


無料でバラまくためのメディアとしては最適。


2 郵送する場合でも「フロッピー+A4用紙1~2枚程度の案内分」で90円切手で送ることが出来る。


3 CD-ROMは容量が多いため、あらゆる仕掛けが必要になってくるのに対して、
フロッピーはその必要性がないので制作コストが安い。


プレスに関しても、自社内のパソコンを利用すればタダ。


4 フロッピーは容量が小さいので、“短時間で見れる”=“見やすい”印象を与える。


5 写真画像もPDFファイルのような小さい容量で高画質を表示する技術を使えば、
カタログとして充分な商品訴求ができる。


【見解】


●技術は日々進化する。


「より良いもの」「より便利なもの」…そして、
“より容量の大きい”CD-ROMやDVDも確かに素晴らしいメディアといえる。


しかし、世の中全ての場面で「より優れたもの」が“より良いもの”とは限らない。


トータルメリットを考えた時、
販促手法としてフロッピーの方が優れた点はまだまだ多いことに気付く。


●例えば、カラーの印刷物を制作・宣伝している企業があるとしよう。


モノクロチラシよりカラーの方が表現力が優れているのは当然。


ただ、全体コストを考えた時、
もしカラーチラシ1回分がモノクロチラシ2回分と同程度の経費で制作・宣伝できるのなら、
是非モノクロチラシを試してみる必要があるのでは?


どちらがより売上げを上げるか?


“企業イメージを損なうのでは?”と思われる方もいるだろう。


有能な制作会社なら、モノクロでも見栄えのよいものは充分に作れる。


【総括】


●販促に“正しい答え”など存在しない。


各企業とも様々な試行を繰り返し、そのノウハウが蓄積され、完成形へと近づいていく。


それでも世の中のメディアは、次々に新しい商品を開発していく。


最先端の情報にアンテナをはり、
その中であなたの会社にとって何が最適なのか判断していかなければならない。

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