ハートレター

2001年10月01日号

●あるショッピングセンターで、落ち込み気味の売上げ打開策として、
みんなでもっとサンキューレターを出そうということが決まった。


同社ではそれを「ハートレター」と呼び、
それまで1日1~2通だったものを、
とにかく10通出そうと決意。


努力のかいあって、数字が少しずつ伸び始めた。


●この「ハートレター」は、本部で全ての内容をチェックする。


各店で書かれたものを全て本部にFAXするのだ。


それまで年間約4000通だったものが、
約4万7000通までに膨らんだ。


休みの日を入れない1人平均3.8通という数字。


ここで同社は、いくつかの面白いデータを得ることが出来た。


普通DMの場合、レスポンス率は5~10%と波があるのに対して、
サンキューレターではほぼ確実に10%あるということ。


また、サンキューレターの場合、
毎日10通ほど書いていると、2~3ヶ月の間には最低1人は、
「近くに遊びに来たので。この間は葉書、ありがとう」
などの反応があるという。


●また、社員の方にも変化が見られるという。


客から自分に対し反応が返ってくるわけだから、
どんどん気持ちが前向きになって葉書を書くようになる。


ではなぜ、この会社は「ハートレター」を書くようになったのか?


同様のレターを同社のある部長がもらい、非常に感動したからだという。


【総括】


●他社よりもレベルの高いサービスや差別化できる何かを模索することも非常に大切ではあるが、
このような、どこにでもあるサンキューレターで売上げを伸ばしている会社もある。


人が売り、そして人が買う…方法は物真似でもいい、
そこに真心があれば人は感動するのだ。

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