コーヒー紙コップ広告

2001年12月12日号

●新しい広告媒体が登場した。


コーヒーの紙コップに紙製の帯をとりつけ、
その部分に広告を表示するもの。


現在はアメリカで広がりをみせている。


紙コップのコーヒーはどうしてもコップの腹の部分を持つ場合、
熱が伝わってしまい、熱くて持ちにくいもの。


その熱を遮断する効果がある。


特に、アメリカではサラリーマンが毎朝テイクアウトのコーヒーを会社に持ち込み、
机の上に長時間置くことが多いため、広告媒体としての効果が見込めるという。


●この媒体は訴求したいターゲットを絞り込むこともできる。


例えば、ビジネス旅行者向け広告の場合、
全米40の主要空港のコーヒーショップに配布。


学生ターゲットなら大学街にあるコーヒーショップへ配布する。


さらに、クーポン券や商品サンプルなども添付できるものや、
表面をこすってにおいの出る帯を作成できる。


におい付きもの場合、香水や化粧品などの広告としても使用できる。


●なぜ、このような媒体を発案したのか?


発案者である青年が、
毎朝通勤時にハイウェーから見える屋外広告が高速で走る車からは解読できないことに気づき、
思いついたという。


何気ない毎日の風景の中に、
面白いアイデアのヒントは埋もっているものだ。


【総括】


●この広告媒体の中で面白いのは、新しい媒体であること以上に、
それを応用されたアイデアがあること。


なかでも、サンプル付きというのは面白い。


企業側としては、
いかに目標とするターゲットにサンプルを配るかに血眼になっている。


日本でも各企業のサンプルのみを集めて、
希望者に送付するサンプルBOX的なものがあるくらい、
近年配布方法が吟味されてきている。


いつの日か、日本にもこの手の広告媒体が登場するのだろう。


【総括】


●コーヒーの特性として、その店に長時間滞在する場合が多い。


また、複数のグループで来店する場合も多いと思う。


そこにはもちろん会話が生まれるわけだから、
うまくいけば、クチコミとしての広がりもあるだろう。


日本でも、ファーストフード店などのペーパーテーブルクロスなどに広告が載っている。


それを応用して、居酒屋にペーパーテーブルクロスを設置するようにし、
2次会として使えるような店、
例えばカラオケショップやスナックなどの広告を載せても面白い。


よくサラリーマン達の声を耳にすると思う。


「次、どこ行こうか?」と。

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