ちょっと違う印刷物2

2001年12月05日号

●前回に続き、「ちょっと違う印刷物」をいくつかピックアップしてみたいと思う。


1 目立つ印刷物(表現編)


ビジュアル的に面白い表現方法としては、
全面手書き風チラシというのも面白い。


これは、なんといっても“親しみやすさ”がアップする。


世の中にあふれる印刷物はどれも文字ばかり。


そういうなかにあって、手書き風は逆に目を止めてくれる力があるかもしれない。


“親しみやすさ”をさらに追求したいなら、
チラシの中に『店長からの一言メッセージ』や『町内の奥様』などシリーズ化して、
掲載してもよいのでは?


「今回のチラシには私の知ってる人が載ってるかしら?」
と習慣的に思わせれば大成功だ。


また、ビジュアル面の訴求としては他に、
オモテ面全面にワンキャッチ1本や、タイトルのみというの面白い。


一番伝えたいことのみ伝えておいて、ウラ面に詳細を表現すればよい。


2 シークレットメール


特に目新しさはないが覚えておいてほしいのがシークレットメール。


よくハガキDMで端っこの方からピーと開くアレだ。


なぜこういうハガキが多く利用されているかというと、
単に郵便代が安く済むから。


例えば普通のハガキを送ると1通50円だが、
2倍もしくは3倍の面積のものでも、1枚の大きさに圧着していれば50円で済む。


郵便局では郵便物のサイズと重量により送る料金が決まっている。


2倍の大きさのハガキならなら50円では送れないのだ。


そして最近では、封書タイプ(この場合、封筒を別に作らなくても済む)や、
ブックタイプ(圧着部分をめくると、中からページもののDMが現われる)などもある。


このスタイルも各企業において、日々新しいアイデアが生まれているようだ。


ただ1つ気をつけないといけないことは、
圧着されてる面は、その全てが圧着されていないといけない。


端だけをのり付けされたものは郵便局が“一枚”のハガキと認めないのだ。


3 物語風ポスティング


例えば、おもちゃ屋さんのオープンのポスティング用チラシを作るとして、
物語性のあるものなどどうだろう?


前もって物語を作成、チラシを数回にわけてポスティングする。


「○○店長が何者かに誘拐される」といったストーリーで始める。


もちろん、店名などは明記されていない。


「一体何なんだ?」と思わせておいて、
すかさず2回目《敵のアジトから、○○店長より店員に向けてのメッセージ》。


「私は大丈夫だ。私がいなくても○月○日のオープンは何としても成功させてくれ!」


そして3回目、
敵からのメッセージ「○○店長、○月○日のオープンの日がお前の最期の日と思え!」という襲撃予告。


そしてチラシ下部に、
「○月○日おもちゃ屋○○○オープンします。みんなの力で悪い奴らから店長を守ってね」
というメッセージ付き。


この時はじめて店名・オープン日などを明確にする。


そして、当日は薄汚れた店長と悪の対決ショーなどどうだろう。


内容はどういったものでもいいと思うが、
遊ぶならこのくらい思いっきり遊んだチラシがあっても面白いと思う。


ただ、表現方法などクレームのつかないように注意。

米満和彦 著書一覧