ちょっと違う印刷物1

2001年12月03日号

●一口に印刷物といっても様々なものがある。


カタログ、チラシ、ポスター、パンフレット、雑誌…。


では、どうやったら、他社と差別化のできる面白い印刷物を作ることができるのか?

目的別に面白い表現方法をいくつかピックアップしてみた。


1 保存率を高める印刷物(ソフト編)


商品の価格請求ばかりのチラシは一度目を通してもらったとしても、
その後はゴミ箱にポイッという場合が多い。


そこで、保存率を高めてもらうには、
それ以外の情報も載せてはどうだろうか?


例えば、ウラ面は全面カレンダーを印刷する。


そのカレンダーには、
例えば、各血液型の毎日の占いやその地域のプロ野球球団の試合予定などもあわせて載せる。


つまり、ネタは何でもよいのだが、
このカレンダーを1ヶ月間は持っていたいと思わせる付加価値をつけるのだ。


こういう方法は、カレンダー以外にも、
地域MAPや1週間日替わり商品なども考えられる。


2 保存率を高める印刷物(ハード編)


例えば、ピザ宅配などの印刷物も近年、その傾向が強くなってきているが、
厚い紙を使って印刷するという方法。


薄いペラペラのものより厚い方が保存率は高くなるのは間違いない。


では、それをより発展してパウチ加工などはどうだろうか?


これなら長持ちするし、捨てにくい。


ただ、コスト的に非常に割高になってしまう。


A4サイズ程度の印刷物でもパウチ代と加工費をあわせると、
100円~200円くらいは十分にかかるだろう。


そういう場合に最適なものに、PP加工というものがある。


これは、印刷物にうすいビニール膜を貼り付ける方法。


これならパウチほどは丈夫ではないにしても、
一見プラスチックかと思えるくらいツヤがあるし、品質的にも強い。


3 目立つ印刷物(インク編)


よく「お金がないので2色印刷を」といった話もきくが、
このような場合は、思いきって蛍光インクなど使うと面白い表現ができる。


インクの値段というのは紙の値段などに比べると、ごく小さなもの。


普通の赤インクを蛍光インクに変えたからといって、
印刷代はほとんどあがることはないだろう。


これは使い方によっては面白い表現はいくらでも考えられる。


全面黒色の印刷に、一番訴求したいある一部分だけをショッキングピンクなどで表現する。


そのチラシを手にしたら、とりあえずその部分は目を通すだろう。


4 目立つ印刷物(形編)


丸い形の印刷物があったら目を引くだろう。


これも経費的には割高になるが可能だ。


丸が可能であるから三角形も星の形も、いやいや靴の形や牛の形だって可能だ。


これはそれ専用に、印刷物をくり抜く型を作るため。


その型代と加工費が上乗せされるわけだ。


このような形状的に面白いものは、
DMとして封筒の中に入れて配布することが多い。


バレンタイン訴求にハートの形をした印刷物や、
小型ビデオカメラの訴求に実物大のビデオカメラの形をした印物なども面白い。


●次回、引き続き「ちょっと違う印刷物2」をお楽しみに。

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