おしぼり包装フィルムに広告

2003年03月15日号

●レストランなどへ行った時、
注文してから料理がでてくるまでに、待ち時間が発生する。


料理内容や店によっても待ち時間は様々だが、
その時間に手にすることの出来る広告媒体が現れた。


注文前後に出されるおしぼりの包装フィルム膜に広告を印刷したものがそれだ。


これまでも、紙おしぼりの包装フィルムに自店の案内などを印刷する事例はあったが、
レンタル用の布おしぼりのフィルムに掲載されるのは初めてのこと。


●これは、関東のおしぼり業者の組合が発案したもので、
今のところ、関東圏内でのみのサービス展開を行っている。


また、印刷するフィルムは1ミクロンという薄さのため、今現在では1色印刷のみでの対応。


これは、版ズレが生じることを考慮してのもの。


4色印刷に関しては準備中。


また、この新媒体は、どのような業種にでも当てはまるわけではない。


例えば、スナックやパチンコ店などへの配布は除外している。


対象店舗としては、喫茶店やレストラン、居酒屋などの飲食店が中心だという。


これは、ある意味当然だと思う。


パチンコをしながら包装フィルムに印字された広告を読む人はほとんどいない。


料金的には、ロットが100万本からで、1本当たりの広告掲載料が2円。


これが高いのか、安いのか…。


●また、広告を出稿するクライアント側の業種として考えられるのが、
旅行や映画、レジャー施設といったエンターテイメント系が想定される。


つまり、食事の間に話題にしやすい業種が効果的ということ。


今後は、包装フィルム自体をクーポン券とみなしたり、
モバイルから手軽にアクセスできるサイト広告としての展開も考えているという。


【総括】


●おしぼりの包装フィルムに広告が掲載されるという認識がない初期段階としては、
広告クライアントも様子見状態が続くだろう。


たしかに、レストラン等での待ち時間というのは長く感じるし、実際することもない。


ただ、現段階では、まさかおしぼりの包装に広告が掲載されているなんて思いもよらないないだろうし、
単なるデザインとしか見えず、じっくりと読まれる可能性は低いと言わざるを得ないだろう。


また、フィルムが薄いことによる読みづらさもある。


ただ、この媒体が認知され、4色印刷が可能となってきた場合は、
その効果も見込まれていくのではなかろうか。

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