商圏

2001年07月27日号

●今回は、「商圏」について話してみたいと思う。


商売に向く土地と向かない土地があるのは、
誰もがなんとなく知っていること。


しかし、自分が実際出店する場合、
「商売に向く土地」を見つけるのは非常に難しいもの。


そこで、その“なんとなく”を少し明確にしてみたい。


●同じ土地でも「どのような商売をするのか」によって、
商圏規模は異なってくる。


・歩いて5~10分 ⇒ コンビニのような小規模小売店


・車で5~10分 ⇒ 駐車場完備のビデオレンタル店や書店


・車で30分以内 ⇒ 幅広い層を取り込める大型店


●次に、客が入りやすい立地とはどのような場所だろう?


進行方向としては、下り車線が良い。


それは、ほとんどの消費者が夕方の帰宅途中に店に立ち寄ることに起因している。


また、交差点に隣接した角地の中でも客が入りやすいのは、
進行方向から見て交差点を渡った後の角地。


理由としては、赤信号で停止中の目前にある店が目立ちやすいことと、
青信号でスタートし始める際はスピードが緩やかなため、
最も店に入りやすいのだ。


【見解】


●上記の条件を満たしたら即、繁盛店というわけでもないし、
他にもその土地柄・風土によって様々な条件はついてくるが、
ポイントとしては「土地が安いから」「空き店舗だから」といった単純な理由だけで選ぶのではなく、
出店する前にいろんな資料に基ずいて土地選びをするべき、ということ。


【総括】


●「商圏」の部分を逆手にとって、
もしあなたが小規模小売店を経営しているなら、
歩いて5~10分の地域に広告チラシを配ればいい。


方法としては、歩いて5~10分の範囲をマップ上に正円を描き、そこを商圏とする。


それ以外の地域は商圏でないわけだから、
無駄な経費と労力を節約できるというもの。

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