外国のクーポン券

2002年01月30日号

●日常生活の中で多く見られるクーポン券。


ショッピングをより楽しむための販促ツールとして、
様々な企業が、様々な手法で試みている。


インターネットのショッピングモールでも、
必ずといっていいほど、
プリントアウトして使用できるクーポンのページが設置されている。


そこで今回は、
世界に目を向け、クーポン事情を探ってみたい。


●アメリカに、クーポンサイトとして多くの支持を得ているサイトがある。


自分の郵便番号を入力すると、
その近辺のクーポン情報が一覧表示される。


自宅周りのスーパーやレストラン、レンタルビデオ店など、その数は多い。


ネット上のサイト画面をプリントアウトして使用する。


もちろん、自宅周辺に限らず、お勤めの会社近辺でも郵便番号さえわかれば、
クーポンの一覧が表示され、割引特典などを受けられる。


●次も、インターネット上での話だが、
消費者に会員登録してもらい、1人1人が口座を開設する。


そして、サイト上で使いたいクーポン券をプリントアウトして、
それを使用すれば、各々の口座に割引金額が累積されていくというもの。


その累積された金額は、現金として引き出すことが出来るし、
残高には利息もつく。


もちろん、引き出さずに貯金することも可能。


●この2つのサイトは、
クーポン以外の部分での“利便性”“お得感”といった付加価値をつけることで、
成功している例だ。


今や“割引なんて当り前”の時代。


こういったプラスアルファのサービスがあって初めて、
消費者は“クーポン券を利用する”という行為に移すのだろう。


ハード的には、会員カード提示がそのまま割引につながるサービスもある。


ここで問題になるのが「会員カードが多すぎる」という点。


その部分の問題点を解決するため、
キーホルダーに付けられた会員カードなどもあるという。


こうすれば、家、もしくは車のカギに付ける事で、
携帯率もグッとアップする。


【総括】


●ただのクーポンが飽きられてきたのなら、
今後考えていかなくてはならないのは、“二段階式クーポン”であろう。


一段階目が「クーポンを使って割引」であれば、
二段階目は「さらに、クーポンを使った人の中から抽選で○○をプレゼント」など。


つまり、クーポンを使用してもらうためのサービスが必要になってくる。


ではなぜ、これほどまでにクーポンに血眼になる必要性があるのか?


それはやはり、データ取りが比較的簡単に出来るからだろう。


バーコード印刷でもカード型でも、記入式でもよいが、
裏面に客のデータを集めることのできる工夫が欲しい。


もちろん、売上げアップのための割引キャンペーンと捉えてもよいが、
データを取ることが出来れば、
その後の販促活動に非常に有効に働いてくるはず。


また、ネット、印刷いずれにも言えることだが、
クーポンも他のツールと同様、
常に商品ラインナップを変えていくことが大切。


変えていかなければ、その商品に対して客はこう思うはず。


「いつ店に行っても、割引になる商品」


常に新鮮な商品を、より安く!

米満和彦 著書一覧