キャンプ

2002年09月04日号

●『癒し』という言葉が流行っている現代。


日常生活において、物的不満はほとんどなくなったと言える。


物的欲求が満たされた後に求められたものが『生活の中の癒し』であった。


平日はおろか、土日も夜遅くまで働かざるをえないサラリーマンや子育てに疲れきった母親たち。


彼らの多くが、疲れを癒したいという欲求にかられている。


●この現象は日本だけではなく、アメリカにおいても見られる。


特に、仕事と家事の両面を日々こなしているワーキングウーマンたちは疲れている。


そんな女性を約200人集めて、春夏の2回キャンプを行う。


2泊3日で料金は275ドル。


内容は乗馬やハイキング、キャンプファイヤー、カラオケなど多彩。


そこに集まる女性は、皆似たような目的意識(癒し)があるので、
その期間中は思いっきり羽を伸ばす。


参加者にはリピーターが多く、
「一度参加すると、病みつきになる。」と言う。


【総括】


●このビジネスは非常にシンプルだと思う。


約3万人近いデータベースへキャンプ日程をメールし、
2泊3日のキャンプを開催するだけのもの。


しかしながら、仮に参加者が単独でキャンプを行ったとしても、同程度の費用はかかるであろうし、
設備や場所もさほど充実することは出来ないだろう。


また、何よりも同じ意識を持った仲間がそこにはいない。


だから、参加する。


年間の収入は約20万ドル。


純利益は2.5万ドル。


一見、旅行代理業と同じような工程を踏むが、
そこには1つのコンセプトがあるから、魅力があるのだろう。

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