24営業営業を吟味する

2002年03月06日号

●時代のニーズに合った形で、コンビニが登場した。


一時は、どの店も売上げを伸ばし、盛況を誇っていたが、
最近では、ライバル店との熾烈な競争により、
売上げ低迷、撤退を余儀なくされる店も多く見られるようになってきた。


ここで考えたいのが、
なぜ、コンビニが売れたのか? ということ。


もちろん、その最大の要因は、
24時間いつ行っても、お店が開いていることが挙げられる。


24時間営業というのは、1つのサービスになる。


●では逆に、24時間どころか、平日もあいておらず、
週末の土日しか開いていない店があったらどうだろう?


こういう店では、いつでも開いているという差別化が出来ないかわりに、
土日しか開いていないという希少価値が生まれるようだ。


実際、土日営業のディスカウントストアーや、
土曜日のみ営業のお肉屋さんが存在し、売上げを伸ばしているという。


●そこにはもちろん、様々な努力や工夫がなされている。


一般に、業務用といわれる鹿やカエルの肉などを販売し話題作りをしたり、
営業日は、役職に関係なく全社員が店頭に出ることを義務付けていたり。


また、お肉屋さんは元々卸業者が経営している場合が多いため、
客にとって「安いかも」というイメージ作りにも成功している。


【総括】


●スーパーなどでもよく、
24時間営業にすることで、売上げ増を計画する場合がある。


たしかに、売上げは増加するだろう。


しかし、深夜にもスタッフをいれなければならないため、
一般に、利益率は下がるという。


人件費のみならず、光熱費や、
なんといっても、客が昼の場合と全く異なるため、
品揃えを変えなければならない。


海外などでは、深夜帯はレジスタッフを常設していない店が多いという。


その他、深夜営業における防犯システムも完備しておかなければならないなど、
様々な要素を吟味していかなければならない。


どうやら、24時間営業が最高のサービスでもなさそうだ。

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