トイレに気をつけて!

2002年06月26日号

●小売業の場合、商品を売るためには、
来店してもらう必要がある(通販などを除いて)。


来店してもらうためには、
当り前の話だが「店に行きたい」と思わせなくてはならない。


「それが難しいから苦労してるんだよ!」
と思われた方、もう少し読み続けていただきたい。


どうしても、「店に行きたい」方向から考えると、
商品ラインナップや社員教育など多岐にわたってしまうが、
今回は「こういう店には行きたくない」というマイナスポイントをつぶすことで、
結果的に、来店促進を向上させる部分を考えてみたい。


●実際に利益を生むことはないが、
来店する上で最も重要部分とされる「トイレ」について考えてみたい。


場所が場所だけに、客からもクレームがあがりにくい部分であるため、ないがしろにされがちだが、
「トイレ」に対する不信感により、来店減少になっている場合が案外少なくないという。


これは、完全に見えない部分だと言える。


ある調査では、飲食店のトイレが汚いというだけで、
「今後あまり利用したくない」
と回答した人が8割にもなったというから驚きだ。


●よりトイレを使用する頻度の高い女性にいたっては、
いくらきれいなトイレでも、男女共用だったら二度と行きたくないという意見もある。


また、障害のある方への配慮や、
おむつ交換のための専用シートなども必要であろう。


こういった傾向は、日々高まっておりメーカーからも、
マイナスイオンを放出し室内の臭いを速やかに脱臭するトイレなど、
多くの新商品が開発されている。


経費との兼ね合いもあるだろうが、充分に気をつけてほしい部分だと言える。


【総括】


●以前にも、トイレへのサンプリングBOX設置という話があったが、
トイレは十分に販売促進の“場”としても活用できると思う。


なにせ、用をたす以外にすることのない時間と空間なだけに、
そこで、キャンペーンの告知や、
カード会員の説明などをポスターやモニター設置などで考えてもいいのでは?


せっかくお金をかけてきれいにしたトイレであれば、
少しでも販促的用途を模索することをおすすめする。

米満和彦 著書一覧