クリスマスショップ

2001年10月10日号

●寒い時期にアイスクリーム、当り前の現代。


街はアイスクリーム戦争のまっただ中。


売上げは、4対6と夏にひけをとらない。


店によっては、わざわざ真冬に店を開店させてインパクトを与えたりもしている。


「冬にどのくらい集客をはかれるか」が、
各アイスクリーム店の人気のバロメーターになっているそうだ。


●年間を通じて楽しめるアイスクリーム。


しかし、冬の特定の期間のみ賑わうクリスマスをコンセプトに、
成功をおさめている店がある。


クリスマスツリーやオーナメントキャンドルを1年中売っている店なのだが、
話題が話題を呼び客が集まってくるという。


一時、入場制限をするほどの人気があった。


●人々は一体何を買うのか?


来店客の9割を占める女性客は、
クリスマスキャンドルや飾り物などの小物を机の上や部屋に飾って楽しむのだという。


また、食器やイラスト入りTシャツなどもギフトとして使われる場合も多いらしい。


シーズンオフで約1000アイテム、
オンシーズンには2000アイテムにも及ぶという。


●この店はクリスマスショップだが、
「クリスマスの日」を売っているわけではない。


クリスマスというモチーフを単品に生かして売る『クリスマス・キャラクターショップ』なのである。


1年にたった1度のクリスマスをバラしたり、
他のアイテムにくっつけたりすることで、
キャラクターとして1年中の生命力をもつことができた。
 

【総括】


●クリスマスをキャラクターに見立てた時いくつかの利点が見られる。


1つは、時代における流行廃りがないということ。


また、クリスマスに対する一般市民のイメージが良いため、
そのまま店のイメージ向上にもつながりやすい。


オフシーズンには意外性のある商品として、
オンシーズンには主力商品として、
年間販売計画が立てやすいということ、等。


店のコンセプトを決め、テーマを持つことで店が生命をもつ。

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