幼稚園の塾

2002年02月01日号

●今、短大・大学においても、閉鎖や統廃合がすすんでいる。


原因は、もちろん少子化にある。


つまり、受け入れ側と受ける側のバランスがくずれてきているのだ。


この現象は、今後さらにすすむことは間違いない。


また、これまでの日本が偏差値主義であったことに対し、
今後は、推薦入学を主体とする大学が増えるだろうともいわれている。


●では、これからも進むであろう少子化現象の主役でもある“子供”へ対する市場は、
衰退していくのか?


実際に、子供の人数は減っていくことに間違いはないのだが、
多くの企業において、子供市場はこれから面白くなっていくと見られている。


確かに絶対的な人数は減るのだが、
“1人”に対する出費が増えるものと思われるからだ。


特に、教育にかける費用は益々増えていくだろうと予想されている。


●それは、どのようなものが主流となっていくのだろうか?


これまでの教育と最も違う傾向として、
「ある特定分野において秀でた才能を伸ばす教育」が重視されつつある。


つまり、全てにおいて平均点を取るよりも、
ある一教科で120点を取った方が、
これからの社会に受け入れやすいという認識が、親の間でも浸透しつつある。


そして、この“天才”を作る教育は、
6歳までに行わなければならないとされている。


●6歳までの教育において、注目されている3つの分野がある。


1つは、これからの社会で必要不可欠である「パソコン教室」。


2つ目は、サッカーやゴルフなどを専門に指導するスポーツ関連。


3つ目に、英会話といわれている。


●以前、スーパー内にカルチャースクールを開設して人気を博している旨をお伝えしたが、
これはつまり、需要のある客がどこにいるのか? ということを模索した結果、
スーパーにこそカルチャースクールの生徒になりうる主婦が多く存在しているということに起因する。


では、子供はどこにいるのか?


もちろん、学校や幼稚園ということになる。


そこで今多く見られるのが、塾と幼稚園のタイアップだ。


幼稚園の授業が終わった後に、英語教室などを開くのだ。


●塾側にとっては、多くのメリットがある。


まず、幼稚園が認可しているということで、
絶対的な信頼感がある。


また、幼稚園で授業をするため、
新たに教室を設置する必要なく生徒を獲得できる。


さらに、幼稚園側にとっても、他との差別化になるので入園案内などでアピールするため、
広告宣伝費がかからない。


マッチングの妙である。


【総括】


●個人的な話になるが、
私の娘(3歳)も、今年の4月から幼稚園に通う予定だが、
今現在、英会話教室へも通っている。


ここで問題になるのが、移動の問題だ。


幼稚園が終わった後に英会話教室へ移動するのが大変。


そんな時、同じ幼稚園の中で英会話が学べれば非常に効率が良い。


実際、幼稚園のパンフレットを見てみると、
英会話以外にもいくつかの教室が紹介されていた。


今後、「自分のお客様はどこに存在するのか?」という観点でものを見ていくと、
新たな営業先が発見できるかもしれない。

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