商店街の同業種化

2001年09月07日号

●海外から入ってきた新産業や全国FCショップ、大型ショッピングモールなどに押され、
今、日本の商店街に元気がない、と言われる。


一店一店が個人商店で、大量仕入が出来ないため、
価格を安くすることも出来ず、最新アイテムの品揃えも少ない。


今の時代には適さない商業形態であるとさえ言われている。


●しかしそんな中、全国には商店街としてのパワーを維持させている所も少なくない。


例えば、札幌の「ラーメン横町」や広島の「お好み横町」、東京秋葉原の「電気街」など。


それらには共通した1つのテーマが見出される。


それは、ラーメンであり、お好み焼きであり、電気製品である。


つまり、同業種を並べることで、商店街としてのパワーを発揮しているのだ。


ではなぜ、同業種の商店街は人気があるのか?


それは、わかりやすいからである。


「○○を買うときは、あそこに行こう」
というふうに、消費者にとって非常にわかりやすいのだ。


●今、商店街が落ち目にあるということは、
空き店舗も少なからず存在していると思う。


まずは、そういった空き店舗を利用しつつ、同業種店舗を組み込んでいく。


そして、名称を「○○通り、○○横町、○○アベニュー」などとつければよい。


こういった形態は、日本のみならず、
アメリカやオーストラリア、アジア各国でも多く見ることができる。


【見解】


●ただし、同業種といっても、それを決めるのが大変だと思う。


決めるポイントとしては、
今現状でその商店街の中ではやっている店がないか。


もしあれば、その業種でもいいだろうし、
また土地柄的に何か特色はないか?


海岸沿いであれば、海産物を中心に据えてもいいだろう。


ジャンルから決めてもよいのでは?


食品であれば、うどんであったり、米、酒、海苔など。


まずは、全国の商店街の特徴を調べ、新しいジャンルを創造してもよい。


【総括】


●「○○に行けば大丈夫」というイメージ付けは1つの広告となる。


この商店街には何でも揃ってますよ、
という手法はショッピングモールと変わらない。


特色を出すことで、無駄な広告経費を削減できるはずだ。


ジリ貧状態になるのを待つのではなく、今こそ進化する道を選ぶべきでは?

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