一戸建てとマンションの違い

2002年02月22日号

●みなさんが「家」を購入する時、
最初にぶち当たる悩みが、「一戸建て」にするか「マンション」にするかだろう。


(もちろん、悩まない人もいるだろうが)


物件により違いはあるが、各々の短所は、
「一戸建て」は予算が高い、
「マンション」は狭い、
といったところだろう。


そんななか、より「一戸建て」に近い「マンション」が増えはじめている。


いくつか紹介してみたいと思う。


●主婦の方なら誰もが最も重要ポイントとしてあげる場所であるキッチン。


マンション設計は集合住宅であるため、
ある程度のプランが最初から決まっている。


しかし、キッチンだけは譲れない。


そういった主婦に応えるように、
キッチンの位置を工事前に自由に決められるというもの。


これは、配管の位置を工夫することで、
どのような位置・向きにでも変えられる。


「明るい陽射しの入る窓際がいい」という方もいれば、
「誰に見られてるか分からないので窓際は絶対イヤ」という方もいるだろう。


●また最近では、そういった主婦の声を盛んに取り入れる傾向がある。


実際に聞いてみなければ分からないことに、
「大多数の主婦が洗面所で化粧をしている」や「靴を洗う場所がない」など。


そういった主婦に、根強い人気があるのがガーデニング。


これは、マンションの場合、ベランダが共有スペースである場合が多く、
本当は植栽などしたいのに、ためらってる方も多いと思う。


そういう方に向け、ガーデニング以上のサービスを始めたマンションがある。


近くの農家と契約し、実際の家庭菜園を作ってしまう、というもの。


ヨーロッパなどでは昔から、集合住宅には市民農園を作り、
余暇を楽しむというライフスタイルがある。


菜園の中央にはキッチンやトイレ付きコテージなどもあり、
家族でバーベキューなども楽しめる。


●次に紹介するのは、
「一戸建て」とのちょっとした違いをうまく取り入れたもの。


マンションの場合、
どうしても、その面積に制限があるため、基本的に生活部分がその多くを占めてしまう。


そんな中で、ないがしろにされている部分はないか?


その1つに廊下がある。


マンションにおいては、
その役割はただ単に部屋と部屋をつなぐだけのもの。


そこに“窓”を付けてみた。


しかも、かなり大きい窓を。


人間って不思議なもので、
必ずしも必要ではない部分に付加価値を付けることで、贅沢感を感じることが多い。


一見暗いイメージのあるマンションの廊下に、
多くの光が差し込み、他との大いなる差別化となった。


【総括】


●人はモノを買う時、
「買った」満足感と「買えなかった」不満感を併せ持つ。


「買えなかった」とは金額的なものであったり、
品切れであったりで起こるもの。


絶えず大満足の最高品質のものばかりを購入してる人なんてめったにいない。


どこかしら、我慢や妥協をしているものだ。


その我慢を幾らかでも埋めてくれる付加価値があれば、
その満足感はかなり違ってくる。


今ある商品と、もう1つ上のランクの商品との差は何なのか?


比較商品があれば、それぞれの長短を書き出していけばいい。


意外に簡単にみえてくるかもしれない。

米満和彦 著書一覧