マスコミ利用

2001年08月17日号

●広告費が使えない企業こそマスコミを上手に利用すべきなのに、
実際は逆の現象が起こっているという。


広告宣伝費に金をかける余裕がある大企業ほど、マスコミ対策に力を入れているのに、
中小企業・商店街・個人の店など金がないところほど、
マスコミを利用しようという意欲も知恵も乏しい。


ただ、マスコミ側にしても偏った報道をするわけにはいかない…が、
中小零細企業からは一次情報すら発信されることが少なく、
取捨選択しようにも“捨てるものがない”ほど情報が不足しているという。


●今でこそ「新横浜ラーメン博物館」といえば、
全国的にも有名な“食のテーマパーク”になっている。


しかし、それまで新横浜駅周辺は、
ラブホテルのネオンばかりが目立つ「不毛の地」だった。


そんな中、「新横浜ラーメン博物館」を経営し始めたある若いベンチャー起業家は、
広告宣伝する金が無く、マスコミ各社に取材依頼の手紙を徹底して出した。


その数、なんと500社。


●最初の反応は、毎日新聞。


これが“呼び水”となり、
その後、次々とマスコミの取材がやってくるようになる。


そして、現在の繁栄に至るのだ。


【見解】


●今、深刻な悩みを抱えているのは、
自治体がつくる「文化施設」である。


つくったはいいが、維持管理費に追われイベントなどを開くでもなく、
そのまま放置されている施設が、全国にはたくさんあるという。


こうしたツケは住民の税金により回避され、
役人は5時には帰ることが出来る。


しかし、民間はそうはいかない。


金がないのであれば、アイデアを捻り出すべきである。


金だけが金を生むわけではない。


情熱やアイデアも充分に金を生むのだ。


【総括】


●今の日本、マスコミにしても情報不足に悩んでいるはず。


これだけ多くの媒体が氾濫しているのだから、
取材するにも新鮮なネタがない。


ネタが向こうから送られてくるのであれば、
少なくとも検討はしてくれるはず。


インターネット全盛の今、
無料にてプレスリリースしてくれるサイトもいくつか見られる。


使わない手はないのでは?

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