ネットショップの達人

2003年06月09日号

●今回紹介するサクセスストーリーは、
「食」に関するありとあらゆる道具を品揃えする「厨房用品の激安デパート 厨房屋」。


サイトを運営するのは、23歳の青年。


開設3年目で、年商3億円を超えたという。


●もともとご両親が営む卸会社の商品(厨房関連商品)をネット販売できないか?
と考えた彼は、店の一角スペースを借りて、事業をスタートさせた。


まず初めに何をするべきか?


ネットショップの王道とも言うべき「楽天市場」への出店を決意する。


出店した年、つまり初年度の売上げは、わずか400万円。


この数字は、彼にとって成功とは言えなかった。


このままではいけない。


そこで彼がとった行動は、
「客にいかに満足してもらえるか?」というシンプルなものだったという。


●まずは、サイト内に「お買い物相談室」という掲示板を設置。


メールで客から寄せられる商品への疑問や質問に、
丁寧に答えることから始めた。


しかも、徹底的に。


今では、1日当たり100通もの問合せがくるというが、
一通に対して、内容によっては1時間近くかけて回答するようにしている。


また、他のサイトで購入した商品に対する質問や、
極めて専門的な内容に対しても必ず回答するようにした。


●一般市場に対して1~2割安いうえに、徹底したメールサービス。


やがて、クチコミで次第にファンを増やしていくことになる。


3年後の目標年商は10億円。


その意欲はますます高まっている。


【総括】


●ネットであれ、実店舗であれ、
結局、客は売り手に信頼感を抱いて初めて購入行動に移す。


1000円の商品であれ、10万円の商品であれ、
客は自分に対して納得しないことにはモノは買わない、
という視点を持てなければ、商品は絶対に売れることはない。


客はモノを買うために、たくさんの質問をしたがっている。


それに徹底して答える。


これこそが、商売の王道なのかもしれない。


逆に言えば、こういったサービスを徹底的に行うことができれば、
必ずモノは売れていくのだ。

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