タイピング広告

2001年08月10日号

●バナー広告をはじめとするネット広告の効果が弱まりつつある昨今、
新しい広告手法が少しずつ現れはじめている。


今回紹介するのは「タイピング広告」。


パソコン初心者の方にとってタイピングは基本であり、ニーズが高い。


この「タイピング広告」では、
コンテンツにある練習文字をキー入力する。


その文字が、広告コピーとなっているのだ。


タイピングしながら、
そのメッセージが頭の中に入っていくという仕組みだ。


「見る・読む・打つ」ことで、
記憶中枢を刺激し、情報を確実に伝えるという新しいネット広告である。


●使い方としては、Webサイト活用のプロモーションとして、
アンケートや懸賞情報の前後にタイピング広告を組み合わせ、
全体の情報を立体的にする、など。


この企画によって、HPのアクセス数が増え、
その滞在時間も大幅に伸び、
リピーターが増えることによって、商品の効果的なPRが出来るという。


●実際、「タイピング広告」を開発した会社のサイトでは、
2日目で1万7000ビューという驚異的な数字を記録した。


【総括】


●今、なぜネット広告が流行っているのか?


様々な要因があるが、その中でもやはり大きな理由として、
発信者にとってコストがあまりかからない点につきるだろう。


「絵や文字」という広告を、今までは印刷したり映像化したりしてきた。


印刷では印刷代や物流コストが多額になる。


そこで、ネットである。


●しかし、ネット広告も弱点はあった。


読みずらいのだ。


目が疲れるディスプレイに向かって文字の羅列を、
好きこのんで読む人はあまりいないだろう。


また、読むまでの経緯が大変。


パソコンを起動させ、サイトにアクセスし、バナー広告をクリック…と、
その作業は何工程にもおよぶ。


折込みチラシなら手のとって見るだけ。


TVCMも同様。


しかし、弱点があるからこそ、それを克服しようとする。


今回はタイピングという付加価値を付けてきた。


今後も様々なアイデアが生まれてくるだろう。

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