インターネット音楽スタジオ

2002年01月07日号

●インターネットは、
アイデア次第で、どういったことも可能だなあと痛感した。


どういうものかというと、例えば東京にいるギター奏者が演奏したデータを配信し、
名古屋にいるドラム奏者が、そのギター演奏を聴きながらドラムの演奏を重ねる。


そして、大阪にいるキーボード奏者がキーボード演奏を追加し、
1つの楽曲を組み立てていく、というもの。


●場所・時間という概念を吹き飛ばす、インターネットならではの新サービスだ。


このサービスが世界中に広がれば、
アメリカのギター奏者とイタリアのドラム、日本のキーボード演奏ももちろん可能となる。


さらに、ブロードバンド化がすすめば、同時録音なんてことも可能だろう。


全てがデジタルデータ化されるわけだから、編集の部分でも楽だろう。


プレゼント企画として、有名ミュージシャンと1回限りの共演、なんて夢もふくらむ。


●もとをただせば、
文字入力による即時性の強いチャットの文字データの部分を音データに変えただけだから、
このようなサービスが生まれるのは、当然と言えば当然の話。


集めた音データの編集やバックミュージックの種類、
質の向上などさらにすすめば、今後音楽スタジオもいらなくなるかも…。


【総括】


●一時期のネットによるベンチャー起業ブームも落ち着きを見せている。


その原因を、多くの専門家たちが多岐にわたって語っているが、
アイデアが間違っていたのか、経営者の経験の無さからくるものなのか。


ハッキリした答えは誰もわからない。


ただ1つ言えることは、ネット社会における進化のスピードが異常に速いということ。


昨日まで売れていたシステムが、今日にはパッタリ売れなくなる。


日常茶飯事だ。


●インフラの整備により、
ネット音楽スタジオのようなサービス(可能性)はますます増大していくことだろう。


また、いつこのサービスを上回るサービスが生まれるかもわからない。


では、このサービスを安定させるためには…


サービスをより進化させるスタッフとシステム力、情報収集力になってくるのでは?


結局、今までの商売でも大切とされる「人・商品力・情報力」に落ち着く。

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