インターネット販促

2002年03月11日号

●国内最大手のヤフーオークションでは、
登録者数150万人、出品数400万点を超える一大市場となっている。


業界全体の取扱額も、200億円を超えているという。


実際に私も、個人的に出品してみたことがあるが、
非常に盛況だと感じた。


出品アイテムはテレカ、本など数点。


結局、テレカだけ買い手が見つかったが、
相手の方も、オークションにとても慣れているようで、
入金や送付に関する細かいアドバイスをいただいた。


なぜ、本は売れなかったのかと、
出品ページの同様の本を検索してみると、似たようなものがズラリ。


ここでも他商品との差別化が必要なのか、と痛感してしまった。


●そして、このネットオークションは、
販売手段の有効な一手となり得る。


まず、何よりも、そのサイトを訪れる人は、
「商品を買う」ことを念頭に置きながら訪れる人が大半であること。


これはチャンスである。


まずは、自商品の中で、
目玉になりそうなものを出品してみるといい。


その商品に人気が出ると、すぐに入札が行われ落札されるだろうが、
商品数にも限界があるので、買えない人も出てくる。


この「買いたかったけど買えなかった人」をターゲットに、
自社サイトへ誘導すれば、販売の機会が増える。


例えば、格安パソコンを出品する場合、
買いそびれた客は、デジカメなどその他関連商品への興味も高いといえる。


もちろん、オークションの中には自社サイトへのリンクを拒否しているものもあるので、
事前に調べた方がよい。


●オークション同様、自社サイトへの誘引としては、懸賞サイトもある。


いわゆる、プレゼント戦略だ。


これは、利用の仕方によっては、
非常に安い金額で見込み客を集めることも可能だという。


例えば、5名様に1万円分の旅行券プレゼントとして、
応募してきた人をリスト化する。


「格安航空情報」といったメルマガを配信することを条件に応募してもらえば、
その後の販促経費は限りなく0に近づく。


また、オークションにもいえることだが、
ネットを利用した場合、マーケティング情報の収集にも役立つ。


懸賞では、応募の際、簡単なアンケート記入式にしておけば、
客の様々な生の声を聞く事ができる。


ネットショップを運営されている(している)方は、
今後、あらゆるサイトを利用して、
自社サイトの玄関口を設ける必要があるだろう。


【総括】


●ネットオークションの場合、
実際の店舗やネットショップでの購入価格よりも高くなる傾向もあるという。


買う側にしてみれば、オークションに参加することは、
「買う」という目的以外に、他者との競争落札を楽しんでいる向きもある。


いわゆるゲーム感覚だ。


結局、ネットショップでは、待っていても客は来店してくれない。


こちらから仕掛けていかなければならない。


その時に念頭に置いてほしいことは、
ネットなのだからなるべく経費がかからない方法を模索すること。


単なるバナー広告だけではなく、“売り方”を考えてみよう。

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