北欧からお届け。クリスマスプレゼント

2003年11月28日号

●いよいよ12月。


街は、すっかりクリスマスモードに入っているようだ。


クリスマスは、イブもあわせてたった2日間のイベントであるのに、
毎年おおいに盛り上がる。


ギフトショップなど、たった2日間のクリスマス商戦が、
年間で最も売上げが上がるとも言われている。


●クリスマス商戦で、
今年特に目立っている販促プロモーションがある。


クリスマスプレゼント用商品を、
サンタクロースが住んでいる北欧から届けるというサービス。


これまでも、デパートなどを中心に、クリスマスカードを届けるサービスはあったが、
実際のアイテムを届けるのは目新しい方法だと言える。


●なかでも、インテリアショップの「フランフラン」が実施する『北欧からの贈り物』が人気が高い。


商品は、北欧で『幸運を運ぶ』といわれている伝説の妖精PIXYの陶器の置物を、
あらかじめ指定されたあて先に届けるというもの。


サービス名は「Gift from Scandinavia」。


●さらに、購買意欲を高める要因として、
限定800個と限定数を設けている。


受付けは、11月14日~12月10日で、
プレゼントは12月17~23日に届けられる。


一つ難を言えば、プレゼント到着は24日にしたいところだが、
限定数を設定しているところからも、
今年は実験的意味合いが強いのだろう。


来年からの同サービスに期待大といったところか。


●では、PIXYの陶器の置物が北欧から送られてこなければ、
商品の売れ行きはどうなるだろう?


ここに、販促プロモーションの威力が隠れている。


電話1本、同じ商品を通販で頼んでも、北欧から届いたとしても、
同じ商品であることに違いはない。


しかし、消費者は『北欧から届けられる』ことに価値を見出して購入する。

 
全く同じ商品を取り扱っても、
売上げが大きく異なる店が存在することと同様に、
ここに、モノを売るヒントがある。


【総括】


●消費者は、何に対して満足感を得られるのだろうか?


答えは二つ。
 

一つは、その商品自体の機能やおいしさなど、物的満足感。


そしてもう一つは、その商品を買うことで得られる心的満足感。


物的満足感は、同業種であれば横一線。


基本的事項となる。


しかし、心的満足感は、売り方ひとつでいかようにも変えられる。

 
ここの部分で他社に差をつけることができれば、間違いなく市場競争に勝てるだろう。

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