人間性マーケティング

2001年11月16日号

●今後のマーケティングを考える時、
1970年代に主流だったファーストユーザー対象のマーケティングから、
スーパーヘビーユーザー向けマーケティングに変えていかなければならない。


かつての商品力100%の時代から、
近年は商品力50%、人間力50%になった。


今後は、商品力40%、人間力40%、
そしてそれらを取り巻くあらゆる環境が、20%の重要性を持つようになったと言える。


さらに人間力も接待力、しつけ、マナーだけでなく、
人間性が客に与える影響力、すなわち人間性マーケティングがより重要になってくるだろう。


●例えば、女性の買い物を例にとると、
これまでは、よく商品の特徴を知っていて、相談相手になってくれるような販売員に人気があったが、
近年は口の利き方は下手でも、自分のことを真剣に考えてくれていると感じる販売員からモノを買うようになってきた。


口のうまい販売員は、価格の高い商品か、
デッドストックになっているものを買わせようと感じるようだ。


●つまり、セールストークとは実質的なものより、
心のこもったものでなければならないのだ。


調子のいいセールストークの時代は終わり、
実直な人が好成績を上げるようになってきた。


この人間性マーケティングをより追求し、
業績アップのノウハウを高めていくことが『生涯顧客』を作るための大切なポイントとなってくる。


【総括】


●消費者販売も法人販売も、要は人と人とのつきあいが全てではないだろうか。


売る商品は違っても、
「この人から買ったら安心」「この人に頼めば間違いない」といった判断でモノを買っていると思う。


「人間性マーケティング」術を身に付ければ、
どんな商品でも売ることができるだろう。

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