プロのメイク術をビデオ撮影して売上げ2倍!

2003年12月08日号

●女性にとって、メイクは日常欠かせないもの。


特別な日には、プロのスペシャリストにメイクしてもらうこともある。


そのプロメイクを、特別な日だけではなく、いつでも楽しむことはできないものか?


以前、クリスチャン・ディオールが実施した販促策を紹介してみたいと思う。


●内容は、メイクのスペシャリストがお客に化粧を施し、
その過程をビデオ撮影して提供するというもの。


完全予約制のセミプライベートスペースで、
専門のアーティストが客の要望に応じながらメイクアップし、
そのノウハウをビデオで撮影する。


お客はビデオを持ち帰り、自宅でプロのテクニックを習得できるというわけだ。


●サービス開始以来、一日平均20人以上が利用。


商品の売上げも前年比200%と激増!


お客からは「自分に合うメイクがわかった」という声が多数寄せられた。


また、サービス導入以前は、25~30歳が最も多い客層であったのに対し、
サービス導入後の年齢層の幅は飛躍的に広がったという。


【総括】


●私事で恐縮だが、
月に一回散髪に行った時は(ちょっと)おしゃれな髪型にしてもらう。


これがなんとなく、いつもの自分と違うようで、何だかうれしい。


しかし、翌日同じヘアースタイルにしようと試みるのだが、うまくいかない。


うまくいかないので、お店の人に何度か尋ねたが、
やっぱりうまくいいかない。


(最近ではあきらめモードに入っているが…)


そんな時、アーティストの目線から撮影されたビデオがあれば、
きっとわかりやすいだろうと思う。


男性でもそのように感じるのだから、女性はなおさらだろう。


●メイク用商品は商品である。


メイクアップそのものも商品。


これまでは、ここまでだった。


しかし、お客が本当に求めていること(=美しくなること)を理解できれば、
そのノウハウがぎゅっと詰まったビデオもまた商品となる。

 
業界の既成概念にとらわれてはいけない。


客の深層心理をたどっていけば、
いくらでも新商品・サービス開発は可能となる。

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